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Ours is essentially a tragic age, so we refuse to take it tragically. The cataclysm has happened, we are among the ruins, we start to build up new little habitats, to have new little hopes. It is rather hard work: there is now no smooth road into the future: but we go round, or scramble over the obstacles. We've got to live, no matter how many skies have fallen. This was more or less Constance Chatterley's position. The war had brought the roof down over her head. And she had realised that one must live and learn.
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2010年 03月 15日
竜馬納豆もしくは大河予想2012
竜馬納豆もしくは大河予想2012_a0029238_21572498.jpg

 NHK大河の影響もあって、龍馬龍馬と喧しい今日このごろ、近所のスーパーで面白いものを見つけた。「竜馬」なる名前の納豆である。もちろん、坂本龍馬とは何のつながりもない。ただ単に、商標として名前を拝借しているだけの代物である。この手の便乗商法に目くじらを立てていては、コワいコワい百目鬼でも目が足りなくなるわけで、あくまでも話の取っ掛かりとしての取りあげである。

 「龍馬」と言わず、「竜馬」の文字を使っているのは、歴史上の坂本龍馬やその幻を敬愛するファンの方々に対する配慮だろう。司馬遼太郎も「竜馬がゆく」が話題になったおりに、主人公は坂本龍馬ではなく、「竜馬」という架空の人物であるといった主旨の発言をしていたとの話をどこかで聞いた覚えもあるが、そのスタンスに倣ったのに違いない。そう思うと、無遠慮な便乗ではない謙虚さもあって微笑ましい、とそんな謙虚さに一票というわけで、一つだけ買ってみた次第。

 ということで、本題はここから。NHK大河は、今年は坂本龍馬で来年はお江の方と決まっているが、再来年となると、どうなるのだろう。すでに下準備等も進められているはずで、情報通な連中のもとへはそろそろ漏れ始めているかも知れないが、当方はもちろんそういう立場にはなく、無責任な予想を楽しむクチである。というわけで放言を少々連ねてみる。

 国営放送とはいえ、テレビ番組である以上、視聴率が最重要ファクターだろうから、単に時代的なバランスを取ってとはならない。視聴率的にウケがよくて多くの人が共感できるヒーローをという意味からも、戦国時代後半(織豊時代~江戸開府)と幕末が順繰りになっているのは致し方ないところである。

 それと、もう一つの傾向としてあるのは、中央偏重ではなく、数年おきに軸足のいくぶんかを地方へ置いたテーマ選びをしている点である。「利家とまつ」(H.14)は某元総理のごり押しがあったためだのなんだの言われるが、それが事実かデマかは措くとしても、大河ドラマとして取りあげられると、関連する地方には観光収益に大きなインパクトを与えるのは間違いない。そうすると、どこを舞台にするかという問題は、時代的な偏り以上に配慮せねばならない要素となるはず。毎年の大河をきっちり見ているわけではないから、実際の番組内容と地方色との関係がどうだったを詳しく言うことができないが、ここ数年の流れでみると、「功名が辻」(H.18)、「風林火山」(H.19)、「天地人」(H.21)などは、中央(京都や江戸、大坂)よりは、舞台となったそれぞれの地方の方が大きく扱われていたのではないだろうか。今年の「龍馬伝」は今のところは土佐がメーンの舞台だが、そのうち江戸、長崎、京都といった当時の先進都市へ移っていくはずなので、地方色重視ではないと思う。来年の「江」も近江の浅井三姉妹とはいえ、中心はおそらく江戸、大坂が舞台になっていくと思う。そうすると、再来年は、もう少し地方色を前面に出したものがくる順番かも知れない。

 あと一つ、判断材料となりそうな要素を加えるなら、通底音となるテーマが万人ウケするものかどうかということだろう。悪く言えば、キレイゴトで塗り固めることができるかどうかということなのだが、史実がどうであれ、大方において受け入れられそうな内容に番組的脚色が可能かどうかということである。妻夫木兼続が「愛」だの「義」だのを振り廻していたのは、少々ヤリスギにも思うが、今年の福山龍馬も、やたら非戦論を繰り返している嫌いがある。坂本龍馬の先見性、開明性は十分に議論されるところだとしても、非戦論者坂本龍馬となると、それこそ「竜馬」と改名する必要があるのではないか。そのへんは、歴史解釈ではなく、いわゆる脚色の範疇に収まるのだろうと思うが、主人公の選定にはそういった操作が可能な人物が重視されることだろう。

 さて漠とした話はヤメて具体的な名前を出していくと、どうだろう。候補の一人として真田幸村あたりは大きくクローズアップされるに違いない。ヒーロー的な素地は備わっているし、信州上田や紀州九度山などの地方色を前面に出す番組づくりが可能で、そして数々の逆境に負けない忍耐力云々とご託を並べることもできる。また古くからのヒーロー像に拘らず、唐沢利家や妻夫木兼続のような創作もアリだというのなら、加藤清正、福島正則、黒田如水なども視野に入らなくはないが、浅井三姉妹の翌年という繋がりは、真田幸村も含めてマイナス要素になる。

 ヒーロー的で地方色があってとのラインからいくと、榎本武揚はどうだろう。メーンの事件は函館戦争(戊辰戦争)だから派手なドンパチ要素にも事欠かないし、北海道をメーンに据えることもできるので条件は揃っている。どんなお題目が添えられるかはさておき、大きな可能性のある人物の一人には違いない。あるいは吉田松陰といった名前も頭を過ぎるところだが、松蔭の場合は、楠木正成同様、後の時代に作られた人物像にイデオロギー臭が強いので敬遠されるかも知れない。篤姫や龍馬伝で薩摩と土佐が取りあげられているのに、長州は!という声は当然あるだろう。仮にそうした声に乗るとすれば、吉田松陰ではなく、桂小五郎か高杉晋作だろう。桂小五郎は、龍馬伝でもある程度、重い役回りを与えられているようなので、是非長州からというのなら、高杉晋作になるような気がする。

 さて、真田幸村や榎本武揚と言ったのは、まず第一に戦国後期もしくは幕末という枠を設定したからなのだが、もしもそうした呪縛から逃れるのなら、言葉を変えれば視聴率の面での冒険を恐れないのなら、治承寿永の時代(源平の合戦)が出てくることだろう。最近あったばかりの義経を省くとすれば、次に躍り出てくるのは木曽義仲だろうか?。ただし、義仲の場合は少々疑問の方が大きいし、義仲を持ってくるのなら、むしろ巴御前や今井兼平あたりを主役にしてしまう方が面白い。あるいは平重盛もしくは源為朝を指名するのも可能性のレベルなら考えられる。もっともその場合は新規のエピソードをたくさん拵える必要が出てくるだろう。治承寿永以外でとなると、どうだろう。室町時代、あるいは藤原時代およびそれ以前の時代は冒険の度合いが大きすぎるようなので、あとは江戸前期~中期だろうか。かなりハードルが高いが天草四郎を持ちだしてきて、心の純粋さ云々とかの飾り付けをしてみるのなら、その冒険心は、ある意味での喝采ものになる。江戸時代ではないが、宗教色を排除して、その人間性にスポットを当てる脚色ができるのなら、親鸞も選択肢としては浮かびあがる。もとよりの知名度は十分だし、五木寛之の仕事もあって時代的な関心も低くはないはずなので、巴御前や天草四郎よりは可能性があるのではないか。

 知名度は低いが持って行きようによっては面白いものになるというのなら、万馬券どころか百万馬券扱いだが、山本覚馬というのも……。いや、いくらなんでも「?」が十個くらい付きそうなところだ。幕末のドンパチはあるし、妹の八重がらみで白虎隊をエピソードに入れることができる。地方色としては会津をクローズアップできるのに加えて、天皇東遷以後は「一地方都市」に転落したという意味から、京都を地方都市として扱うことも可能だ。それに覚馬が明治初年に著した「山本覚馬建白」(「管見」とも)を取りあげると、その開明性は、やみくもに神話化されている坂本龍馬と比べても、けっして劣るものではないはずだから、内容的には十分に面白い。ただ如何せん、世間的な知名度が低すぎる。それに加えて山本覚馬を取りあげるくらいなら、福沢諭吉や大隈重信の方が先だろうといった横やりも十分にありうる話なので、実現はかなり難しいに違いない。

 ということで、一応のまとめとして
◎榎本武揚
●高杉晋作
○真田幸村
▲親鸞
△巴御前、
△天草四郎
×山本覚馬

最後に、ネットで見かけた予想談義いろいろ(順不同)
今井光雄ブログ
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by office34 | 2010-03-15 22:00 | 変なモン