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Ours is essentially a tragic age, so we refuse to take it tragically. The cataclysm has happened, we are among the ruins, we start to build up new little habitats, to have new little hopes. It is rather hard work: there is now no smooth road into the future: but we go round, or scramble over the obstacles. We've got to live, no matter how many skies have fallen. This was more or less Constance Chatterley's position. The war had brought the roof down over her head. And she had realised that one must live and learn.
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2011年 04月 05日
八ッ橋ふたたび
誓願寺北側にある八ッ橋屋だが、正式の屋号は「株式会社本家八ッ橋」らしい。その新京極店となるわけだが、店舗が掲げている看板は、先日触れたように「本家」と書かれたものと鉄斎外史の銘が認められる「八ッ橋」の木製看板、それと「総本家八ッ橋屋」と書かれたアクリル?製の看板である。西尾(本家八ッ橋西尾株式会社)と聖護院(株式会社聖護院八ツ橋総本店)を八ッ橋屋のビッグ2と見ているわけだが、その分け方に当てはめるのなら第三勢力である。ただし商品といっしょに封入されているしおり「本家八ッ橋の由来」には、元禄二年発祥や内国勧業博(明治二十八年,1985)での受賞の話なども触れられている。元禄二年云々は西尾も聖護院もともに主張している話(三河の国の八ッ橋縁起にからめるのは西尾の方)であり、勧業博の方は西尾の歴史で紹介される話である。

この「本家八ッ橋」は、「西尾為治相伝」や鉄斎(風?)の看板を掲げているので、西尾や聖護院とまったくの無関係ではなさそうなのだが、法人としては別の存在だろう。ただ、第三勢力の中では勢いがありそうな井筒やおたべほどは遠くないということだろうか。ちなみに上記のしおりには、嵐山店、金閣寺前店、銀閣寺店ほか十三店舗と工場一軒が紹介されているが、その中には(あたりまえだが)西尾や聖護院の本店・支店は入っていない。

そもそものところ、「八ッ橋」という名前は固有名詞のようにも思われているが、限りなく普通名詞に近い。大福餅とか三笠饅頭とかのようなものだろう。実際に商標がどういう扱いになっているのかは知らないが、「八ッ橋」というだけであれば、どこかが独占できないようになっているに違いない。そうした意味では、別の法人であっても「由来」と銘打って、西尾や聖護院の言っている内容を記すこと自体は、あってもおかしくはない話である。ただ法人としての存在を厳密にするのなら、暖簾分けとか分家とかの事情(仮にそうであるならだが)にも触れてほしいところである。

京都では、これと似たような事情をもつところを探すと、河道屋がある。蕎麦ほうる(菓子)の老舗だが、蕎麦を出す「河道屋晦庵」も営んでいる。この総本家については、そういう老舗というだけなのだが、「河道屋」の看板を掲げるそば屋は、けっこう多い。思いつく範囲で並べると、河道屋銀華、河道屋養老、河道屋倖松庵(閉店?)などだ。これらは、総本家の支店ではないのは確かなので、たぶん暖簾分けか、その類だろう。

八ッ橋ふたたび_a0029238_2240373.jpg
「株式会社本家八ッ橋」の商品に封入されているしおり



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by office34 | 2011-04-05 22:39 | 気になるお店