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Ours is essentially a tragic age, so we refuse to take it tragically. The cataclysm has happened, we are among the ruins, we start to build up new little habitats, to have new little hopes. It is rather hard work: there is now no smooth road into the future: but we go round, or scramble over the obstacles. We've got to live, no matter how many skies have fallen. This was more or less Constance Chatterley's position. The war had brought the roof down over her head. And she had realised that one must live and learn.
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2011年 04月 11日
異次元的交差点-三条御池-
異次元的交差点-三条御池-_a0029238_2121289.jpg

京都の市街地を東西に貫く通りを並べて口ずさむのが、「丸竹夷の歌」である。「京の通り名(とおりな)歌」というのが普通らしいが、けっこう有名なクチなので京都在住者以外にも知られている。

ただし、この手のアンチョコが広まりすぎると、丸太町通や竹屋町通といった、歌詞に登場する通りがどこまでも続いているかのように思われてしまう。そうした際に持ち上がったのが、「三条御池」の交差点問題だろう。

現在では、多くの在住者は、違和感を抱きつつも「確かにそう言うしかないな」と受け入れているようだが、交差点名として正式に「三条御池」が掲げられた時には、少なからず物議を醸したようだ。

念のために一応の説明をすると、三条通が葛野大路通を越えたあたりから北西へ屈曲しているところへ、新たに延伸された御池通が合流してきたために生じた現象なのだが、丸竹夷の歌では「押御池」に続いて「姉三六角」が来ていることに照らすと、並行する東西の通りが合流するという異次元的な事態になってしまうのである。

ちなみに、「三条御池」という言い回しは、メチャクチャ非実用的であるというのが、当方の見解である。というのは、通り名を用いて一地点を指示するのは、大路小路が織りなすグリッド構造が前提であって、その言い方がわかりやすいくて便利だからである。たとえば四条河原町の交差点から、堀川丸太町まで行かねばならないといったようなケースを例に出すと、通り名グリッドに即した言い回しだからこそ、だいたいの方角や距離などがイメージできる。グリッド内がそうであるのに対して、グリッドの外に出てしまうと、たとえ2本の大通りが交差する場所であっても、その通り名だけでは地点の説明にならない。プラスαの要素をイメージするなど、及びもつかない。事実、「三条御池」の場合は、その名前を言った後で、改めて御池通が天神川を越えたあたりで、三条通と合流するところ、といった説明を付けねばなるまい。つまり、場所の説明を兼ねた命名ではなくなっているということである。もちろん、時間と共に浸透するだろうし、すでに違和感なく「三条御池」と言っている人々もいるだろう。ただ、そうであったとしても、かなり非本質的な側面がある。

と、いくらかはゴチャゴチャ言いたくはなるのだが、こんな名前はどちらかといえば、コネタ的な話である。そこでコネタついでにもう一つ付け加えるなら、実は二条通も三条通と合流している、ということも言ってみよう。厳密には旧二条通であり、一般的には「太子道」と呼ばれる通りなので、「三条通二条」といったアンビリーバボーな呼称はさすがに生じていない。


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by office34 | 2011-04-11 21:24 | 変なモン