Ours is essentially a tragic age, so we refuse to take it tragically. The cataclysm has happened, we are among the ruins, we start to build up new little habitats, to have new little hopes. It is rather hard work: there is now no smooth road into the future: but we go round, or scramble over the obstacles. We've got to live, no matter how many skies have fallen. This was more or less Constance Chatterley's position. The war had brought the roof down over her head. And she had realised that one must live and learn.
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2011年 07月 07日
清水寺境内の道標
清水寺の境内におかれている歌碑や句碑など、その他、石碑類の中で、かねてより気になっていた一基を取りあげてみる。所在は、本堂の舞台を通過して地主神社との分岐に来たところ。左手に進めば地主神社で、右手に進めば奥の院といったところに置かれている道標である。まずは、その写真を示してみよう。
a0029238_20411697.jpg
実際の道順を云々するのであれば、ほとんど実用に供されておらず、そのためか、関心を向けてゆく人も少ない。しかし、記されている内容をみると、それなりに興味深い。

上部に大きく「登り口」とある。これが一つ目のポイント。一般に知られている順路に照らしてみると、地主神社前のこの場所からどこかいろいろな場所へ向かうことはない。左手の地主神社か右手の奥の院かである。それ以前に、ここからどこかへ「登っ」てゆくことなど、普通には行われていないのである。それでは、この「登り口」とは、何を意味しているのか。それは、現在でこそマイナールートとなっているが、古くは普通に使われていた登り道の始発点である。清水の境内を発して山中へ続き、そのまま登ってゆくことになる山道なのである。

行き先として示されているスポットもチェックしてみよう。
成就橋半町  大日如来十町  三条大津道十五町
稚児カ池七町  高台寺十一町  知恩院十七町
将軍塚十町  円山公園十五町  都ホテル十八町
「稚児カ池」の除き、挙がっているほとんどは、現在でも観光地として知られているので、詳しい説明は要らないはずだ。あえて言えば「成就橋」と「大日如来」ぐらいだろうか。成就橋というのは、この石碑のある場所からすぐのところにある橋で、成就院に向かうルート上にある。普段は非公開の塔頭であるし、公開時でも普通は仁王門方面から向かうので、成就橋が人々の意識に立ち現れることは少ない。しかし、この道標が機能していた時代なら、普通に進む道ばたに架かる橋で、そこを通って成就院に向かうことになっていたのだろう。

 「大日如来」とは、東山ドライブウェーの終点にある青蓮院大日堂のこと。その敷地内に将軍塚があるので、大日如来への距離と将軍塚への距離が等しいのも、当然のことである。

ここでだいたい方向性も見えてきたかと思うが、ここに「登り口」とあって、その進んでゆく先にあるのが、清水寺の背後に控える将軍塚なのである。そして、そのルートから円山公園や高台寺、知恩院の方面へ下りてくることができる。その際の距離が、高台寺十二町、円山公園十五町等々の書き方となっているわけである(厳密には、現在のハイキングコースを辿れば、最初に下りてくる場所が円山公園になる。高台寺への距離が、それより短いのは、現行ハイキングコースとは別のルートがあったものと思われる)

a0029238_2041163.jpgこれら以外にも、三条大津道や稚児が池なども検討してみたいスポットなのだが、それはまた機会を改めよう。というのは、この石碑について、興味深いポイントがもう一つあるからである。それが、側面に記された歌である。
問こたへなくてものいふ此石ハ
道行人のしをりともなれ
とある。仮名を送ったり漢字を宛てたりすると「問ふ答へ、無くて物言ふ此の石は、道行く人の栞ともなれ」である。解釈も難しいものではないが、一応訳しておくと、「尋ねたことへの答えもなく、それでいてものを言うこの石は、道行く人の手引きとなるがよい」でいいだろう。この歌を刻んだ道標は、東山界隈に何基かあるようだが、なんとなく設置者の気概のようなものも伝わってくる。ただ、残念なのは、この道標が置かれた時代とは異なって、その道自体が一般的でなくなったということだろうか。そして、その結果なのだが、この道標も本来の役割を終え、側面の歌も人々に顧みられることがなくなったということだろう。
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by office34 | 2011-07-07 20:47 | 街角の風景