Ours is essentially a tragic age, so we refuse to take it tragically. The cataclysm has happened, we are among the ruins, we start to build up new little habitats, to have new little hopes. It is rather hard work: there is now no smooth road into the future: but we go round, or scramble over the obstacles. We've got to live, no matter how many skies have fallen. This was more or less Constance Chatterley's position. The war had brought the roof down over her head. And she had realised that one must live and learn.
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2012年 09月 07日
ビースト・ジーザス、あるいは化粧地蔵
二週間ほど前だったか、スペインに突如出現して、ほどなく「ビースト・ジーザス(Beast-Jesus)」なる尊称まで奉られた絵画が話題となった。詳しくは、関連するニュースを見ていただきたいのだが、当方の場合、そんなに大騒ぎすることなのかと訝しく思ってしまった。というのも、日本、とりわけ京都にも似たようなケースがたくさんあると思ったからである。

もちろん厳密に比較すると事情は同じではない。ビースト・ジーザスとは違って、京都で目にするのは評価が確立している芸術作品に手が加えられてトンデモなものが現れたとかではない。しかし後世の人の素朴な心から筆が伸びてきて、おもわず「う~ん」となってしまうというところだけを取り出すと、案外似ているとも言えそうだ。なんのことかというと、街かどでよく見かけるお地蔵様の話である。

街かどのお地蔵様を注意深く観察している人の間では周知のことらしく、「化粧地蔵」なるネーミングが与えられている。柳田国男風にいうと「地蔵殿の苗字」(全集7所収)がまさに「化粧」となるわけだ。当方が初めてその化粧地蔵なるものを知ったのは、実は京都ではなかった。とある取材で槙尾山施福寺(大阪府和泉市、西国札所第四番)を訪れた際、その参道で見かけたのが、唇に紅を差してほおのふくらみをマンガ的に強調したお地蔵様だった。その姿を見て「お化粧地蔵っていうんだろうか」と考えたのだが、そうした形で思いついた名前は、すで広く行われているものだったわけである。

施福寺で見かけたそのお地蔵様の印象が強かったためか、京都でも街かどのお地蔵様の顔つきを見るようになったのだが、そうするとむしろ京都の方が多いということが見えてきた。施福寺のものほどのコミカルさには、なかなかお目にかかれないが、顔面全体をベタっと白塗りにして、その上から目鼻を書き加えるという大胆な「化粧」を施しているものもあれば、原型のつくりを尊重して文字通り「お化粧」のテクニックで目鼻を美しく整えているものもあった。

そんなこんなが伏線となっていて、ビースト・ジーザスの報道を聞いた時には、京都のお地蔵様も同じじゃんと思ってしまったのである。その後、とある場で、その話を持ちだしたところ、興味深い話も教えてもらった。それは、地蔵に化粧を施すのは地蔵盆の時の風習であり、その年に初めて母となった女性が施すところ(町)もあれば、まったく子どもたちのゲージツ的感性に委ねられているところもあるとのこと。そして丹後方面に行くと派手なお化粧のお地蔵様が多くなる云々。

確かに「化粧地蔵ツアー」のサイトを見ると、素朴な信仰心の範囲では説明しきれないケースも見受けられる。いわゆるトンデモ地蔵と化しているものも登場しているのである。今回は、話のきっかけがスペインのジーザス・ビーストで、それにのみに限定するのなら、一過性の話題として盛り上がるのはけっこうだろう。しかし広い目でみると、そんなに騒ぐようなことなのかなという気もする。

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施福寺参道の「化粧地蔵」

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祠に対して顔の比重が大きいのは不問(西陣)

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目鼻だちがほのかに補われているケースが一番多い?(白川橋付近)

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ごく最近、手が加わったものだろう、しかもお上手(上賀茂)



(1)ビースト・ジーザス、あるいは化粧地蔵 / (2)お地蔵さまの俗称 / (3)「京のお地蔵さん」はいま / (4)南無地蔵尊 / (5)お首地蔵 / (6)水たむけ地蔵尊 / (7)わがた地蔵
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by office34 | 2012-09-07 22:46 | 街角の風景