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Ours is essentially a tragic age, so we refuse to take it tragically. The cataclysm has happened, we are among the ruins, we start to build up new little habitats, to have new little hopes. It is rather hard work: there is now no smooth road into the future: but we go round, or scramble over the obstacles. We've got to live, no matter how many skies have fallen. This was more or less Constance Chatterley's position. The war had brought the roof down over her head. And she had realised that one must live and learn.
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2005年 02月 28日
週刊 日本の伝説を旅する(江戸・伊豆七島)
「日本の伝説を旅する」第二号は、江戸・伊豆七島を紹介している。創刊号については、それぞれの伝説に対する切り口についてツッコミをいれておいたが、今度はメイン記事に充てられた伝説の選び方について考えてみよう。

 第二号で取りあげられているのは、「八百屋お七」「太田道灌」「伊豆七島の伝説」の三本。このうち、一番最後の「伊豆七島の伝説」は、為朝伝説などの六本が盛り込まれたオムニバスだから、伊豆七島「も」取りあげたいという視点で選ばれた感が強い。酷な言い方をすれば、江戸を取りあげたついでに、東京つながりから「伊豆七島も」となっているのではないかという気がしてならない、ということである。こうしたことを問題にするのは、江戸をキーワードとしたとき、なぜ「お七」と「道灌」の話が選ばれたのか、よく見えないからだ。この二本に共通する積極的なテーマが見えないので、伊豆七島が入っていることも現代の行政区分に即した機械的なピックアップにしか見えてこないのである。江戸を取りあげるのであれば、江戸に限定して伊豆諸島などは号を改めて離島編といった感じにしたほうが、よかったような気もする。

 たくさんの読者を念頭におき、幅を持たせたテーマ設定、言い方を変えれば明確なテーマを設定しないという方針、これも一つの方針には違いない。しかし、個人的にはわかりやすいテーマがあったほうが面白いと思う。結局は個人的な嗜好ということになってしまうが、江戸を取りあげるのなら、もっと「お江戸の町」を彷彿させる伝説のほうがよかった。

 もちろん「八百屋のお七」については、"火事と喧嘩は江戸の華"といわれた江戸の町の江戸らしさが詰め込まれたお話である。ただ、それとセットにするのなら、「太田道灌」じゃないだろう。おどろおどろしい方面をつついて「将門伝説」(伝説地マップに簡単な紹介あり)を取りあげてもよかったし、コミカルな巷間説話ということで本所七不思議に焦点をあててもよかった。あるいは、お化け話の中では定番中の定番だが、のっぺらぼうの話だって、江戸を舞台にしたものである。ハーンが紹介した「のっぺらぼう」の出現スポット「紀の国坂」が現在、確認できるのかどうかも知らないが、その紀の国坂の現在といったような紹介写真であれば、方向性も見えてよかったのではないか。江戸開府以来、急成長を遂げ、世界レベルでも大都市に入っていたお江戸の町、その息づかいと陰影が浮き出てくるような話が選ばれていたら面白かったのだが、どうだろう。


世界文化社「週刊 日本の伝説を旅する」公式サイト


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by office34 | 2005-02-28 03:28 | 伝説を旅する(モニター)