Ours is essentially a tragic age, so we refuse to take it tragically. The cataclysm has happened, we are among the ruins, we start to build up new little habitats, to have new little hopes. It is rather hard work: there is now no smooth road into the future: but we go round, or scramble over the obstacles. We've got to live, no matter how many skies have fallen. This was more or less Constance Chatterley's position. The war had brought the roof down over her head. And she had realised that one must live and learn.
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2013年 01月 17日
東山三十六峰、草木も眠る丑三つ時(1)
先の記事で話の枕に使った「東山三十六峰なんちゃらほい」について、少し調べてみた。耳の奥に残っていたかの台詞の素性についてである。問題の所在を明確にするために、探索対象の言い回しをを以下のように絞ってみた。
  • 「東山三十六峰、草木も眠る丑三つ時」から始まる
  • 「鐘」「剣戟(もしくはそれに類する語)」を含む
  • 広く流布していたことが確認できる
そして、とりあえずのスタート地点で分かっているのは、講談か何かその手の話芸、あるいは月形半平太が関係する、といったあたりである。

さて極めて曖昧模糊とした状態なのだが、仮に講談であるとすれば、それが人気を博した演目であったとしても、一言一句がきちんと文字の記録となって残っているわけではないから、話は暗礁に乗り上げる。それに対して月形半平太関連であれば、少しは方向性が見えてくる。映画や舞台ならその脚本で探すことができるからである。というわけで、まずは月形半平太からのアプローチとなった。

そもそも月形半平太とは何か。時代劇ヒーローというだけでは不親切なので、少し踏み込んで紹介しておく。「月形半平太」とは、行友李風が「新国劇」(劇団名)に書き下ろした作品名であり、それに登場する主人公の名前である。舞台劇「月形半平太」の初演は大正八年(1919年)の京都明治座。ちなみに明治座は、新京極にあった劇場で、後には映画館の松竹座となる、すなわち現在のMOVIX京都である。劇中での設定は、幕末の尊皇攘夷運動が熱を帯びた頃の長州藩士で、秘密裡に雄藩連合を画策する剣の達人となっている。名前が重なることから武市半平太がモデルとする説が行われているが極めて不審。むしろ坂本龍馬の長州藩士版とみた方がよさそうな雰囲気である。同じく行友李風による「国定忠治」と並んで「新国劇」の看板演目となり、俳優の澤田正二郎の名前とともに大正文化を語る上では重要項目の一つである。また舞台で人気を博したことから映画作品も作られ、初期のサイレント時代のものから戦後のものまでの合計16本が製作された。映画化第一作は、大正十五年(1925年)の連合映画芸術家協会によるもので、監督・衣笠貞之助、主演・澤田正二郎。

以上が月形半平太のアウトラインなのだが、件の台詞が舞台劇「月形半平太」に関連するとすれば、その脚本にあたってト書きあたりから調べ始めることとなる。一方、映画「月形半平太」に出所があるとすれば、当時はサイレントだったわけだから、活動弁士の口上である可能性が高い。その場合は講談と同じで正確な記録が残っているかどうかは怪しい。

以上の方向性で、府立図書館に出向いて調べてみた。オンライン検索が可能な蔵書からは、実際に使われたらしい映画の台本がヒットしたのだが、あいにく戦後の東映映画(監督・マキノ雅弘,主演・大川橋蔵,1961年)のものだった。それでも、冒頭のト書きをみると、雰囲気は探し求めているものと近そうな感じもする。
春、霞たなびく東山三十六峯。
橋上に、時ならぬ騒ぎが起り、行き交う人が道をよける。
その間をぬつて、逃げて来る長州藩士数人。
京都所司代見廻組の一隊がその後を追う。町の人々、見送つてささやきあう。
遠景に東山三十六峰を配してのチャンバラと見れば、件の台詞はやはり月形半平太と考えるのがよいのかも知れない。しかし、当方が最初の段階で設定した方向からでは、ここで打ち止めになってしまう。講談もしくは活弁であれば、話芸であることから資料が残っているとは限らないし、「月形半平太」をキーワードにして調べると、この台本と大映作品のVHS版「月形半平太 花の巻 嵐の巻」(監督・衣笠貞之助,主演・長谷川一夫,1956年作品)しか出てこなかったからである。また行友李風からたどってみても、「月形半平太」以外の作品がいくつかヒットするものの、どれも昭和以降の作品群で期待薄、という形で諦めモードになっていたところ、図書館の司書さんから驚きの情報が寄せられた。


東山三十六峰、草木も眠る丑三つ時(1)/(2)/(3)/(4)/(5)

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by office34 | 2013-01-17 14:22 | 京都本・京都ガイド