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Ours is essentially a tragic age, so we refuse to take it tragically. The cataclysm has happened, we are among the ruins, we start to build up new little habitats, to have new little hopes. It is rather hard work: there is now no smooth road into the future: but we go round, or scramble over the obstacles. We've got to live, no matter how many skies have fallen. This was more or less Constance Chatterley's position. The war had brought the roof down over her head. And she had realised that one must live and learn.
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2005年 07月 02日
夜泣塚地蔵尊
夜泣塚地蔵尊_a0029238_138631.jpg 北区の室町通紫明上ルに、さりげなく立っている石碑がある(写真クリックで拡大)。日常の景色に溶けこんでいて、ほとんど顧みられることはないようだ。たまたま通りかかったとき、目が留まったのだが、刻まれている文字は「夜なきつか■■…」と読める。たぶん「夜泣き塚」だろう。そして摩滅した下のほうに「尊」とか「西北」らしき文字やらが確認できるから、「夜泣き塚地蔵尊」なるものが、この北西方向にあるということなのに違いない。裏に廻ると、建立年次として「大正三甲寅年三月」とある。なお「三月」の下にもまだ数文字刻まれているのは判るが、摩滅しているだけでなく、ワンコのマーキングスポットになっているらしく、ションベン臭もきつかったのでギブアップ。

 京都の街角にはお地蔵さんが多いというのは、よく言われていることなのだが、祠と離れた場所に道案内が出ているのは、どうなんだろう。千本通の釘抜き地蔵や四条の目疾地蔵のように、知名度の高いものなら肯けるのだが、「夜泣き塚地蔵尊」の場合は初めて知るお地蔵さまである。

 そこでせっかくの機会なので、祠の所在を探してみた。と言っても、石碑の場所から北西方向ということしかわからない。通りを西に入って、そこから北向きに上がってみるくらいのことしかできないか・・・と思って、とりあえず一筋西側の通りに入ってみると、今度は「夜泣塚地蔵尊北150m」と書かれた新しい看板が目に飛びこんできた。目立たない場所にあるラーメン屋(あるいは裏寺のHANJIRO)などがやっているような、行き届いた道案内である。

 で、その看板の場所から少し北上すると、確かに祠があった。一見、立派で新しい祠なのだが、よく見ると、内側の小さくて古い祠を覆いこむような形で新しい祠が建てられている。二重構造の祠なのである。さらにご丁寧に鬼瓦のところに「夜泣塚」の銘が入っている。こうなると、やはり何か深い由緒のあるお地蔵さまなのだろうと思ってしまう。観光ガイド的な視点からはクローズアップされていないから、こちらの視界にも入っていなかったのだが、少なくとも地域の人たちにとっては大切な場所なのに違いない。

 実際のところ、どういう謂われがあるのかはよく判らない。北区の地域パンフには「子供の健康な生育を願ったお地蔵さま」とあるだけで、詳しい話は紹介されていない。各地に伝わる「夜泣き地蔵」伝説に倣うなら、家人から赤ん坊の夜泣きを責められた若いお嫁さんが涙ながらにお願いをしたところ、夜泣きが治った云々といった話になるのだが、こちらのケースでは「塚」とあることが引っかかる。とりあえず、詳細不明ということで今後の課題にしておこう。


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by office34 | 2005-07-02 01:41 | 街角の風景