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Ours is essentially a tragic age, so we refuse to take it tragically. The cataclysm has happened, we are among the ruins, we start to build up new little habitats, to have new little hopes. It is rather hard work: there is now no smooth road into the future: but we go round, or scramble over the obstacles. We've got to live, no matter how many skies have fallen. This was more or less Constance Chatterley's position. The war had brought the roof down over her head. And she had realised that one must live and learn.
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2007年 03月 10日
人形塚@上賀茂
人形塚@上賀茂_a0029238_3334091.jpg古い人形には魂が宿るという・・・洋の東西を問わず、オカルト系の物語などではよく聞く話だ。日本に限ると、よく似た発想で「つくも神」というものがある。これは年月を経た器物が命を得て妖怪となるというものである。その対象が人形であるか、ありふれた器物であるかの違いはあるにせよ、モノに対する思い入れが形を伴って我々の前に立ち現れるという同じ根っこを持っている。

人形塚@上賀茂_a0029238_3435459.jpg話をいたずらに大きくするのはやめておいて、本題に入る。上賀茂は大田神社の近く、いつも頻繁に通っている場所なのだが、ふとした機会に囲い格子の中を覗いてみて驚かされた。体裁はごくごくありふれた祠なのだが、その前に置かれていたのは、数々の人形たちである(写真上、クリックで拡大)。場所が狭いので「無数の」とまでは言えない。しかしそれでもやはり、その数は尋常ではなかった。写真ではわかりづらいが、本来であればご神体が鎮座しているはずの場所にも、ひな壇のようになって小さな人形めいた物体がならんでいる(写真下、同)。よくわからないその奥まった部分については措くとして、目視の範囲で確認できる前列は、チープな玩具系の人形ばかりである。いったい、なんなんだこれは?、というのが偽らざるの感想である。

人形の供養を行う場所として、京都では宝鏡寺や崇徳寺の存在が知られている。人形寺の異名をもち、観光ガイドにも紹介される宝鏡寺に対し、崇徳寺のほうの知名度はそれほどではない。かつて予備知識もなく訪れて、境内にたくさん並んでいる人形を見て驚かされたのは崇徳寺だが、今回の発見はその比ではない。気が付かなければ、そのまま通り過ぎてしまう程度の小さな祠なのである。京都市内にたくさんあるところの、街角のお地蔵さんの祠、それのちょっと大きめ版、その程度のものなのだ。ところが、いったいどういう謂われがあるのやら、祠の周囲は人形に覆い尽くされていた。

最初のきっかけは、何かの事件があったのに違いないが、年月が経つうち、子どもが使わなくなった玩具の人形はこの場所に祀るとでもいうような地域の習俗めいたものができているのだろう。う~ん、京都恐るべし・・・


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by office34 | 2007-03-10 03:50 | 街角の風景