Ours is essentially a tragic age, so we refuse to take it tragically. The cataclysm has happened, we are among the ruins, we start to build up new little habitats, to have new little hopes. It is rather hard work: there is now no smooth road into the future: but we go round, or scramble over the obstacles. We've got to live, no matter how many skies have fallen. This was more or less Constance Chatterley's position. The war had brought the roof down over her head. And she had realised that one must live and learn.
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2005年 01月 27日
京都検定のこと(まとまりも付かなくなったマトメ)
 いろいろな形で取り上げてきた手前、一応の報告というか、まとめの代わりに放言を少々と言ったほうが適切だろう。昨日、帰宅すると、京都検定の合格通知なるものが届いていた。まあ、それだけ、ということのお話にしたいのだが、京都新聞によれば、今年実施予定の一級では面接も検討中とか。・・・・なんていうか、興ざめの極み。もともと、この検定に難癖をつけるために受験したようなものだし、ちょっとは余裕のある形で合格って言ってもらったわけだから、少しくらいは生意気なことを言わせてもらってもバチは当たらないと思う。

 観光というファクターだけをピックアップした検定で京都通を認定するなんて言い出しただけでも胡散臭さ芬々だったのに、加えて面接なんてやった日には、まったく商工会議所にとって都合のいい人間だけを京都通に認定しますって言っているようなもので、胡散臭さのほうも倍増もの。願わくば、一部には面接もやりましょうなんて戯れ言を言っているタワケもいるという程度の話で終わってほしいものだ。

 当方も、京都が嫌いだとか憎いとか、そんな偏屈な感情をもっているわけではない。ただ不必要に飾りすぎる一面については、なんだろうな~って感じが拭いきれないだけなのだ。本当に良いものなら、飾らなくても人は呼べるし、京都にはそういうものも少なくないと思っている。むしろ、変に取って付けたようなキレイゴトを並べたりすると、良いものまでもが霞んでしまって十把一絡げに僻目で眺められかねない。

 今回の京都検定に即していうなら、この企画自体が客寄せイベントだったわけだから、それはそれ、まあいっかという程度の目で見ておけば、それで済む。ただ、話題になったからといって増長して権威じみたマネをされると、逆にアンチ京都も増殖させてしまう気がしてならない。

 まとめどころか、なんとなく収拾もつかなくなってきたようなので、強引に〆にしよう。とにもかくにも、京都をネタにするのなら、切り口はいろいろ、楽しみ方もいろいろ、なにも商工会議所殿からお墨付きをいただかなくても結構ということだ。



*京都検定関連の記事は、<京都本・京都ガイド>のカテゴリーで
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by office34 | 2005-01-27 05:14 | 京都本・京都ガイド
2005年 01月 19日
新京極と寺町京極の新陳代謝
 昨年の春ごろだったが、とあるガイドブックの仕事でお店チェックなる作業を引き受けたことがあった。おもに観光地が中心だったのだが、そのガイドブックの付録として掲載する地図が正しいかどうかを確認する作業である。似たような内容のガイドブックを毎年作っている会社だったので、基本的なデータは揃っていたのだが、その会社が作った一年前のデータが正しいかどうかを、実際に歩いてみて確認してこいというものだった。

 はっきり言って面倒な作業なのは、やってみて初めてわかったのだが、感想は面倒くささ以上に、驚きのほうが強かった。一年前のデータでも符合しない部分があまりにも多いのだ。いわゆる老舗と呼ばれるクラスのところなら、そう簡単に消えたりはしない。しかし湧いて出たような小さなお店が多いこと多いこと。仕事の説明を受けたとき、先方が言うには、ほとんど訂正する必要はないはずだから、一応の確認程度でいい、という話だったのに、実際には原版を真っ赤にしてしまうほどのありさまとなった。最初から面倒な仕事だがと言ったりすると、引き受けてもらえないと思ったのだろうか、あるいは原版がずさんだったという説もあるが、それはさておき、最初の言葉を額面通りに受け取ると、一年のスパンでさえ、店の入れ替わりは相当激しいということになる。中でも新京極界隈の新陳代謝がかなり著しかったことは覚えている。

 先日、知人と話をしているとき、ふと新京極の古着屋が話題にのぼった。当方も数軒は知っているつもりだったが、その知人が挙げる店は知らないし、こちらが知っている店を向こうは知らないということが多かった。それで気になったので、昨年のデータをもとに一軒一軒確認しながら新京極と寺町を歩いてみると、案外というか、案の定といったほうがいいのか、かなりの数での新陳代謝が見つかった。

 今回、注意していたのはおもにユーズドを含めたカジュアルウェア系の店だったが、昨年のデータに入っていないものも、かなり目に付いた。日ごろからその方面にアンテナを立てている人なら目を留めていただろう。しかし、当方はdevice.がまだ寺町にあるものとばかり思っていたようなレベルである。前を通るときに工事が行われていると、新しい店が出来るのかな程度の認識はあったはずだが、あまり深くは追求しないでいた。二三年ほど前、鳴り物入りで京都に現れたdevice.が撤退(正確には移転)したことさえ頭の上を素通りさせたわけだから、無頓着というか、無神経と言われても反論できないのだが、大型店でそのありさまだから、ペンシルビルの上階に入っている小さな店に至っては、ナニを言わんやの世界である。

 ともあれ、せっかくチェックをしてみたのだから、データを公開してみよう(京都クルーズ→平成の京雀→「新京極」「寺町通」の参考データ)。2005年正月現在の寺町と新京極界隈のラインナップである。見落としや店名の記載ミスもあると思うし、肝心の業種も入れていないので、一応のデータにしかならない。それでも、この程度のデータでも、それなりの利用価値はあると思う。

 もっとも当方の関心は、実は別のところにある。というのは、一年後か二年後、あるいは数年後でもいいのだが、この顔ぶれがどうなっているか、ということだ。そのときに改めてチェックしたものと比較すると、かなり面白い結果になるではないかと密かにワクワクしている。
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by office34 | 2005-01-19 04:22 | 気になるお店
2005年 01月 16日
天満宮の歌碑
 他人の揚げ足取りをしてキャーキャー騒いだところで得るものはなにもない。それどころか、その矛先はすぐにこちらへ返ってくる。これは人生を楽しく生きる上での心得なのかもしれないが、それでもアレ?と思うことを小耳に挟むと、ちょっかいを出したくなる性分も抑えられない。

 で、なんの話なのかといえば、夕方にTVで流れていた京都新聞ニュースなる番組でのひと言。北野天満宮に道真歌碑が建てられたというニュースのなかで、アナウンサーが「菅原道真が境内の紅葉を愛でて、この歌を詠んだことに由来しています」と説明したのだが、そりゃないだろって即座に反応してしまった。

 歌碑に刻まれたのは百人一首にも採られている歌だったが、そもそも天満宮は道真の死後にその怨霊を鎮めるべく建立されたもの。件の歌は有名なものだから、ちょっとした注釈書をパラパラめくるだけですぐに詠まれたシチュエーションも見つかるものだけに、なんともお粗末なひと言だろうと呆れてしまった。あまりにお粗末すぎるから、空耳かなんか、要するにこっちの聞き間違いということにしておきたいのだが、聞いてしまったものは仕方がない。よくよく調べもせずに、神社の境内に立てられた歌碑だから、その神社を褒めたものだろうという先入観でニュース原稿を作ったのに違いない。

 昨年は京都検定だのなんだのと話題にはなったが、お膝元の放送局がこのていたらくでは、あまり大きなことは言えないなというのが実感である。ちなみに、あまりにも気になったので、まさかまさかとビクビクしながらWEB版の京都新聞を調べてみると、

 紅葉の見事さを詠んだ歌にちなみ、秋には多くのモミジが彩る本殿西側の御土居跡に建てられた。

となっていた。幸いなことに、記事の中では、歌に詠まれたのはどこの紅葉かは触れていないから、これなら間違いには当たらない。でも、まったく事情を知らない人がいたとすれば、勘違いするのは請け合い。もしかしてKBSもこの程度の元ネタから不用意に「境内の」というひと言を付けてしまったのかも知れない。ま、とりあえず、合掌ということにしておこう・・・・
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by office34 | 2005-01-16 01:42 | 京都本・京都ガイド
2005年 01月 13日
四条大橋の異変?
 何とも異様な光景としか言いようがなかった。昨日の昼過ぎのこと、四条大橋のあたりで鳥が群れている。冬の京都は鴨川とくれば例の白い鳥、ユリカモメが群れているのは珍しくないのだが、昨日のそれは違った。トンビが集まっていたのだ。

 最近は飛来するユリカモメの数が減っているということで保護運動に精を出しているNPO団体もあるというが、当方の感覚的なところでは、それほど減っているようには思っていない。まあ白いのが十羽ほどいると、その中に一~二羽ほど黒いのが混じっていて、ヘンなコントラストを出しているかなってところだ。人口の多い都市ではカラスが増えているのが社会問題にもなっているというから、それはそれで時代の鏡なのだろうし、仕方のないことと思っている。

 しかし、昨日の場合はカラスではなく、茶色くてユリカメモより一回り大きい鳥だった。ひと目でトンビだと分かったのだが、なんといってもその数が異様のひと言。そもそもトンビに群れをなす習性があるのかどうか詳しくは知らないのだが、下手すればユリカモメより多いんじゃないかと思うくらい、何羽も集まって四条大橋のあたりを旋回していたのだ。ヒッチコックの世界じゃないから、人間のいる高さまでの低空飛行を試みるのは、さすがに少なかったとはいえ、それでもひと目でトンビと確認できるくらいの高さで何羽も飛び回られると、かなりビビってしまった。やや大きすぎるかもしれないが、当方の衝撃度を表す意味でも、写真を・・・・

(撮影場所:四条大橋、写真内の橋が三条大橋、撮影時間:13:17~18)
a0029238_3142478.jpg
  
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by office34 | 2005-01-13 03:24 | 街角の風景
2005年 01月 06日
もう一度、グルメタワーについて
a0029238_22544164.jpg 以前、三条姉小路の”元”グルメタワーに触れたが(京都版グルメタワーはどうなった?)、年明けに前を通ると、きちんと「グルメタワー」との垂れ幕が下がっていた(写真:かなりピンボケ・・・)。ゼロの担当者がこのブログの書き込みを目にしたなんて言うと勘違いも甚だしいが、何の広告もなく「テナント募集」とだけ出しているのに比べると、与えるイメージには雲泥の差がある。実際のところ、テナントが決まっているのかどうかは知らないし、いまも全フロアに「テナント募集」の掲示は出ているのは変わらないのだが、イメージの差というのは、大切なことだ。ともあれ、ゼロのホームページによれば引き渡し期日が今月下旬以降となっていて、「以降」というあたりがなんとなくイミシンなのだが、今月の下旬になれば、なんらかの動きも出てくることだろう。

 ところで、このグルメタワーとやら、いったいどんな店が入ってくるのだろう。常識的に考えたら、駅ビルや北大路ビブレあるいはダイヤモンシティのレストランフロアのような感じ、つまりお高くもなければチープすぎもしないという、極めて穏便路線の店が並ぶことになると思う。ただ、馬券の話ではないけど、「常識的」に考えて思いつくラインナップは、ありふれて目新しさも欠けるというもの。オープンした後の数ヶ月は満員御礼が続いても、それを維持できるかどうかが問題になる。駅ビルだのビブレだの、例を出したが、同趣の施設はたくさんあるから、一度飽きられたり、固定的なイメージが定着したら、客足も遠のく。「グルメ」ということをキーワードにすることの妥当性は部外者があれこれ言ってもどうにもならないが、飲食店ビルにするのなら、どこにでもある飲食店ビルに留まっていては、先が見えてしまう。

 じゃ、どんな工夫があればいいのかとなると、なかなか難しい。縁日の露店に毛が生えた程度の超弩級にチープな店を集めたりすると、一時の話題になっても後が続かないだろうし、ビルの中に昭和中頃の町並みを再現したようなレトロ趣味に走れば、これもやはりネタに留まってしまう。まあ無責任な一案だが、たとえばこんなのはどうだろう。本店で食おうものなら、諭吉さまとお別れしなければならないクラスの店に、そのリーズナブルバージョンの支店を出してもらえたら、特色が出るのじゃないだろうか。

 具体的には、川端丸太町にある八起庵とその支店、京のつくね家との関係に相当するような感じでの支店である。つくね家に好感がもてるのは、美味かったというのが第一。リーズナブルバージョンといいながら、本店とは根本的に違うんじゃないかと思わせるようなレベルダウンではないし、同時に日常的な範囲で手が出せないというレベルでもない。適当な言い方がどうか疑問だが、「手頃な贅沢」といえる範囲の代物になっているのだ。そういうカラーの出せる店に集まってもらえたら、かなりウリにはなると思うのだが、どんなものだろう。

 もちろん、似たタイプの施設がないわけではない。いわゆる有名店とその支店というだけなら、三条東洞院にある文化博物館に「ろうじ店舗」なるものがある。ただ実はあれにはあまり魅力は感じていない。一軒一軒チェックをしたわけではないが、どことなくツクリモノ感のほうが先立ってしまって、今ひとつ馴染めないのだ。

 まあ、せっかく三条通が目の前にあるのだから、三条通再生プランと何らからの形でリンクするような施設になってもらいたいと、ひそかに願っているのだが、いずれにせよ部外者の勝手な願望の話である。

 なお蛇足の話だが、最近気がついたことで三条通に見られた変化をひとつ。昨年の新選組ブームの影響なのは明らかなのだが、河原町三条東入るにある池田屋騒動跡の石碑、その近くに大きな説明版が設置されている。池田屋騒動跡の石碑は、事件の有名さとは裏腹に、あまり目立たないというか、雑踏に紛れやすい存在だった。そのアンバランスさが、ひそかに気に入っていたのだが、大きな看板が近くにデ~ンと据え付けられたので、趣がそがれて、ちょっと残念(ちなみに、せっかくの機会だから、本丸の京都クルーズのほうへ、新選組ネタをひとつ書き加えておいたので、一読していただければ、幸いである)。
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by office34 | 2005-01-06 22:59 | 気になるお店
2005年 01月 01日
寺町二条の酒井亭老舗
 年の瀬そして新年って言われても、こちらは、カレンダーが一枚めくれただけなのにギャーギャー騒ぐなって言ってしまう、そんな風情のかけらも持ちあわせていない半端モン。でもたまには年越し蕎麦でも食べに出かけてやろうかと、寺町二条の酒井亭老舗に出向いてみた。

 この店は、かなり気に入っている店のひとつである。京都でそば屋といえば、ガイドブックでも定番の店が何軒かあるが、ざる蕎麦一枚に千円、千五百円と取られるような場所へは、たびたび行くわけにはいかない。もちろん、そんなお店の蕎麦は千円、千五百円相応のものなのだから、安易に悪くいっては失礼にあたる……とはいえ、お気に入りにカウントするかどうかと問われると、話は別。まずは手頃な値段、そして気持ち程度のプラスアルファがあれば御の字といった感じの場所を選んでしまう。そうしたとき、リストに入ってくる一軒が酒井亭老舗である。

 Meetsが秋の京都特集号で酒井亭老舗を紹介していたのだが、その号では残念ながらうどんのほうにスポットを当てていた。どうせ酒井亭を載せるのなら、看板メニューにもなっている「民謡蕎麦」を取り上げたほうがいい。そのうえで、日本各地のご当地蕎麦を再現しただけと思われがちの民謡蕎麦が、実は形だけのオチャラケではないと書いてくれれば、目の付けどころがいいなとも感心できたのだが、うどんのほうで云々言われても、ちょっとなぁという印象のほうが強かった。

 Meetsにケチをつけるのはさておき、今日の本題は年越し蕎麦。わざわざ二条に出向いてまで酒井亭を覗いてみようと思ったのは、この店には「つもごりそば」というものがあったからである。毎月の月末にだけ供されるメニューで、一度は食べてみようかと思っていたのを思い出したというわけだ。それに、単に月末というだけではなく、大晦日なんだから、きっと酒井亭らしい妙な演出をしているんじゃないかなんて、微かに期待するところもあった。ところが、行ってみて絶句。本日休業。まさか、そば屋で大晦日に休業を決め込んでいるところがあるとは……ということで、件の「つもごりそば」については、後日改めてということにせざるを得ない。ああ、新年早々、なんとも煮え切らないオチ。

 ところで、この「つもごりそば」だが、その名前は「つごもり」ではなく、「つもごり」である。初めてこのメニューを知ったとき、気になったので「つごもり」の間違いなのでは?とご主人に尋ねてしまった。ご主人いわく、京都では月の終わりのことを「つもごり」という、有名な小説にも「大つもごり」というのがある、とのこと。確かにその通り、月末のことを、そういうのは知っているし、樋口一葉の小説もある。ただ、正確には、「つもごり」ではなく、「つごもり」なのだ。ご主人が引き合いに出していた樋口一葉の小説も「大つごもり」である。

 ただ語呂的には転訛しやすそうな雰囲気だったので、いわゆる正しい言葉である「つごもり(月が隠れるという意味での”月籠もり”から)」が、京都で「つもごり」になっているのかどうかというところだけは確認したかった。このときは、そのあたりの事情は、よく分からなかったが、後日、何かの本を読んでいて、「つもごり」という言い回しがあり、かつご丁寧に「月末の意味」と書き添えのある箇所に出会った。その時点で、改めて辞書を何冊か調べてみたのだが、「つごもり」の転訛という説明をつけて、「つもごり」という言葉を取り上げている辞書はあった。と、なると、酒井亭の場合も、いわゆる単純ミスではなさそうだ。「つもごり」という言い回しが京都では浸透しているのに違いない。そのあたりの事情も含め、いつの日にか、「つもごりそば」を食することができたときには、ひと言ふた言、何か書いてみよう。
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by office34 | 2005-01-01 02:38 | 気になるお店